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食べ蒔き二期生レポート 10月中旬・ゴーヤ最後の一撃

前回から二週間が経とうとする頃になり、再び大型台風19号が列島を直撃。
ただえさえ9月の15号でダメージが残る最中、更なる爪痕をもたらす事となる。

改めて被害に遭われた各位へお見舞い申し上げると共に、一刻も早い生活環境の復旧がなされる事を祈るものであります。
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そんな度重なる荒天を経て、二期生は如何なる状況なのか。


では、いざ。


🌑10月中旬・ゴーヤ最後の一撃🌑

先ずは、暴風雨により倒されたトマトの整枝を行う。
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画像のトマトは、今期の初期にポットで育苗していたものの、定植以降は殆ど成長せずにいた個体。
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あれから相変わらず低いままの姿であり、今回の台風でも根元からグンニャリ曲げられてしまっていた。
一応、結実こそしてはいるが、収穫まで持たせるのは厳しいと言わざるを得ない。


また、ここ最近の記事に登場していた「直播きトマト」も似た様な状況ではあるが、そちらは幾分か樹勢が保たれているので、より個体の差異が露となっている。


いずれも、生きている以上は終わった訳では無い。
きちんと立て直し、まだ暫く経過観察を続けてみる事に。



ちなみに畑の様子に関しては、もはや「何も無い」とも言うべき様相。
いつの間にかメロンの大半は消え、ほぼ雑草のみが生い茂る状況である。


その中には、半ばジョークで直播きしたカボチャの姿が。
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しかし、今期のメロン、カボチャなどは極端に貧弱な姿であり、茎や枝葉の細さからして何も起きないであろう事は明白。
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ここまで来ると流石に、「ホントにどうなってんの今年」、と思ってしまうのが正直な感想でもある。



そして、カボチャ同様さりげなく生育していたと言えば、下のスイカ
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実はコチラも、冒頭のトマトと同時期にポットで育苗しながら定植まで漕ぎ着けたものの、やはり以降は殆ど成長せず放置プレイしていたもの。

あれから辛うじて幾らか伸びてはいるのだが、まぁ全くもって結実するハズも無く、そもそも開花していたかすら怪しい。

もはや手の施し様がなく、今は単なる飾りで生えている程度である。



その一方、二期生筆頭であるゴーヤのダメージ具合いはと言えば、いっそう枯れが本格化している。


特に、今回の台風19号にトドメを刺される形で、一気に枝葉が薙ぎ払われた感すら漂う。
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度重なる荒天と気温低下により、いよいよ体力の限界も近づいてきたか、根回りも茶色くなりつつある。
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そんな最中であるが、一応まだまだ結実は続いており、今まさに最後の生命力を振り絞り、生きた証を残さんとしている様でもある。
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もっとも、その大半はマイクロサイズなので、これから大きくなる事など望むべくもない。
もっぱら今は観賞用のものが大半である。



しかして今回、台風による暴風雨を凌ぎきり、9月から成熟を続けていた僅かなゴーヤを収穫。
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画像左のものが、概ね20cmほど。
他のサイズは推して知るべし。



ご覧の通り計3個の収穫と相成った訳だが、今回では最大クラスの果実を集めた方である。

と言うか、むしろ実生の食べ蒔きでありながら、ここまでよく頑張ってくれた方ではある。
あまり環境的にも恵まれてはいない中、何とか最大限を尽くしたであろう姿が偲ばれる。


そして結論から言えば、今期のゴーヤ収穫は今回のもので終了。
以降は、結実しても全く大きくなる事は無かった。

即ち、まさに、今ここで最後の一撃が放たれた事になるのだ。


結局、9月下旬に使った「ハブドリンク」が効いたのか効いてないのかは全く判らず仕舞いであるが、まぁ効果があったからこそ、今回の収穫まで持ってくれたとは考えられなくもない。
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いや、効果はあったはず。
そういう事にしておきたい。



ちなみに、画像一番右にあるゴルボール大の果実は「ついで」に採ったもので、そもそも食べられそうな色味と質感ではなかった。
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従って、実際に食したのは上記画像の左と中央のみである。
その実際の画像は次回、別記事にて軽く記す事に致します。



おまけシリーズ。



本編とは別に、今期のゴーヤで最も遅く生えて来たのが、この小さな苗。
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実は、これはポットで育苗していた株とは別に、盛夏に入る頃に「直播き」していたものの一つ。
軒並み生育不順気味であった今期にあって、念のためタネを幾つか畑にも埋めてみたのだ。

で、いつの間にか生えていたのに気付いたと言う。


今は同じ「直播きトマト」の枝に絡んで生育しており、まだ若いせいか全体が青々しい姿である。

既存の株が軒並み枯れ始めている状況とは対称的で、今この時に生育していても、鮮度には明らかな違いがある。
これはやはり、「まだ開花や結実で生命力を使うシーンが無いから」と言う事なのか。

これでもし、もう少し早い時期に生えていれば、まだ成長していた可能性はあっただろうか?



とは言え、例に漏れず生えたのは一本だけとなり、しかも実際は成長率の低い貧弱な株だったりする。

即ち、それだけまともに発芽しないタネが多く含まれていたと言う事なのだろうけど、やはり不測の事態に備え、採種時には出来る限り多く予備を確保するのが肝要なのだなと思う今日このごろ。

ホント、今年はこんなパターンばかりだなぁ。



そんなこんなで、いよいよ終盤に差し掛かってきた感のある二期生たち。

ここから期待を持つには無理があるにせよ、その最期までは見守りを継続して行きます。



では、また、CUL。