CULrides カルライズ

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食べ蒔きファーム5G 7月中旬番外編・100均のタネを試した途中経過とセミに好かれるエダマメ

2018年に当プロジェクトを始めて以降、毎年同じ様な品種ばかり育てている影響なのか、近年は連作障害と思われる現象が多発している。
かような事情もあり今期は、変化をつける意味で新たな品種のタネをネットで購入していた。
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追加されたメンバーはエダマメ、キュウリ、オクラ、ナス、トウガラシで、これらへの転作が通じるかどうかも興味深いポイント。
こうなるともはや「食べ蒔き」と言うコンセプトから外れている感が否めないが、随分とマンネリ化していたのは確かだし、状況を打開する手立てが必要なシーンだってあるだろう。
言い訳じみてはいるが、なんだかんだ収穫物に恵まれるに越したことはないのが素直な話である。


もっとも、新たに追加したタネも、前半で発芽に失敗したものが多く、当初より数が減ってしまっていた。
そこで今回は開き直りのつもりで、巷で噂の「100円均一のタネ」も導入する事にしたのであります。



ほんで用意出来たのは、以下の茶豆、オクラ、ズッキーニ、おまけのヒマワリと計4種。
開封後の画像なのは、もう7月中旬なので買ってきた直後に蒔いたから。

これらは2袋で¥100、4種類あっても¥200というコスパの良さ。
その分、通常の種苗会社のタネより分量が少ないらしいのだけど、ベランダのプランターとかでやる様な、沢山必要ない人には事足りる位だと思う。


茶豆とオクラの追加以外で新しいのはズッキーニで、何故か大中小の粒が入っていた。

時期的には遅い気もするが、秋採れのもある様だし、一度育ててみたかったので今回はお試しで投入。
毎度のこと、新しい品種を育てるのは楽しみである。


茶豆については、一度水に浸してから蒔いてみた。

画像は買った日から一夜だけ浸していたものだが、早いタネはたった数時間で膨らみ始め、芽らしきものが出ている様子。
こんな短い間に変化が顕れるところで、成長の早さが分かるなぁ。


同じく、オクラも水に一晩浸してから蒔く。
今期は直播きが中心だったし、これで発芽もしているので今さら浸す意味があるのかは謎ではある。

ただ調べてみると、タネの殻が固いため予め浸した方が発芽率が高まるとの話もある。
今回は時期的に急いでいたため一晩浸しただけでは何の変化も無い様だったが、結構しっとりした質感になっていたので、確かに効果はありそうだ。



んで後日、このひと手間が功を奏してか、どの品種もほんので数日で発芽する事に。
以下の画像は約1週間ほど経過したものである。


まず茶豆に関しては予測どおり一番早く発芽し、成長も割りと早い印象。
しかし発芽率は良いとして、ややヒョロいと言うか徒長気味な個体が多いのが気がかり。

しかも、貧弱な所を狙われてか、発芽直後に画像左下にいるダンゴムシらに丸ハゲにされた個体も多く、ここで大分部が減ってしまった。
特に、この7月中旬は梅雨の戻りで長雨が続いており、余計に彼らが活発だったのも影響している様だ。


この状況がタネ本来の性質によるものか、あるいは土壌など環境によるものなのかは判然としないが、何かしら手を打ちたい所ではある。



お次はオクラで、こちらは問題なく元気な様子。

生育状況は良く、現段階までに発芽した苗のほぼ全てが、これといった害も無く残っているし、あっても軽く葉を噛られる程度。
ただ、ここまでに蒔いた数が多いぶん、いささか密集状態になりつつもある。
今後どの様に展開するかは分からないが、とりあえず暫くは推移を見守ってゆく事にしよう。


上記と同じくして、お試しで投入したズッキーニも発芽。

カボチャの仲間らしく、発芽初期の葉の形がクリソツ。
発芽したのは2本で、残り1本は出ないままだったが、確率としてはまぁまぁ良好と言った所か。
ひとまず色味はキレイで元気そうだし、これからどこまで育つか興味は尽きない。



ついでに、ゴーヤーのタネも追加で蒔いた。
これは予備用に保管していたものである。

前回でも触れた通り、前年度までの影響か今期のゴーヤーは連作障害の症状が色濃く、生育不順な個体が幾つもある。
これをカバーする意味で、今回の追加のタネは既存の位置からズラして植えた。


しかし以降は全く発芽しておらず、いまだ厳しい状況が続いている。
結果的にタネがダメだったのか土壌に問題があるかまでは解らないが、今まで割りとイージーに育っていただけにギャップが際立つ。

とりあえず現状では通常通りの個体もあるのが頼みの綱で、今後はこれらを如何にイケてる方に持っていけるかがカギとなりそうだ。



しまいにヒマワリを。

実は今期、ヒマワリも幾つか育てているのだが、これもなかなかどうして苦戦中。
ネット購入や今回の100均と合わせて結構な数を投入しているにも関わらず、なにかと発芽しなかったり虫に丸ハゲにされたりを繰り返し、現状までに揃ったのは数本程度。
しかも、これらも徒長気味でやけにヒョロく、やはり虫食いにも遭いまくっている。

蒔いた時期も春~夏のあいだ何度も試してコレなので、直接的な原因が解らない。
今のところ、直播きでは虫に食われる率が高かったためポリポットを使っているものの、徒長は改善せずにいる。
過去に育てた事があったかどうか記憶が曖昧だが、こんなに難しかったっけ?と言う感じ。



とまぁ、この7月中旬に急遽追加となったタネたち。
ここから如何なる展開となるか観察を続けて行きましょう。




おまけシリーズ。



エダマメに付いてたセミの抜け殻。

「抜け殻の見分け方」で調べた限りでは、どうやらアブラゼミのものらしい。



で、別の株にはニイニイゼミの抜け殻が。


何故なのかエダマメばかりにセミホイホイ。
あまり樹液を吸われるのはよろしくないのかもだけど、無事に羽化できたならヨシである。




では、また、CUL。