CULrides カルライズ

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食べ蒔きファーム5G 7月下旬・再生ジャガイモが大量収穫だけどチャイチーだからカイデーにしたい

前回までに、ある程度の成長を遂げた5期生。
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また他にも連作障害から来るであろう低成長の個体もある事から、対策ついでに100均のタネも幾つか追加していた。
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こんな展開を繰り広げる中、7月下旬ごろになって「再生ジャガイモ」達に大きな変化が顕れる。


画像では背景と混じって分かりにくいが、全ての個体の枝葉が同時多発的に枯れだしてきた。


症状は急激に進み、カスカスに葉脈がむき出して茶色く変色し、殆ど落葉した様な状態になっている。
これはつまり収穫期が来たと判断してよいだろう。


かくして掘り出したイモがコチラ。
これは一番充実していた個体の1つで、それなりの大きさと数が付いている。

ただ、こういった個体は少数派で、大半は非常に矮小化したイモしか付いていない場合が多い。
前年度もだが、植えた数に対してサイズが追い付いていないパターンばかりだ。


こうしたミニイモをかき集めた結果、ちりつもで総量だけなら過去イチとなった。
これも5月に、やはり過去イチとなる十数本もの苗を植えたのはダテではなかったらしい。

なんとなく大きさごとに画像左から右へ並べてみたが、やはりチャイチーさが際立つ。
大きくても鶏卵より一回り小さくウズラの卵程度のものが大半を占める。
前年度も同じ様なイモばかりだったけど、なぜ小さいのかいまだ原因は不明である。
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もっとも、元々が「剥いたあとの皮」から再生したものである事を考えれば、かなり上出来な結果だと言えなくもない。
何せ、はじめは単なる生ゴミ同然だった訳で、まさかここまで増やせるとは思いもしなかった。
逆に言えば、「ただの皮だったせいでイモが小さいまま」の可能性もありうるのだけど、少なくとも「皮から再生して次世代が増加」の流れが完成したのは確かである。

贅沢な話かも知れないが、ホントにもう少しカイデーなら…と言う点が課題と言えるだろう。



あともう一点だけ課題があるとすれば、収穫のタイミングが遅かったせいか「芽が出ているイモ」が幾つか混じってしまい、この分だけ収量が目減りしたところか。

まぁ目減りしたと言ってもミニイモだから大した違いにはならないんだけどね。
とりあえず勿体無いので、こういったものをタネイモ候補として次期まで保管しておく。
って言うか、もしかすると小さなタネイモばかり使ったのがチャイチーの一因となっている可能性もあるんだけど、大きなものほど食べたくなるのがジレンマなんだよなぁ。



ところで、今回のイモはカレーやポテサラで食べたのだが、食感はホクホクとしたジャガイモなのに、肝心の味については少し風味が足りない印象であった。
また、このうち幾つかには舌の奥が苦くなるエグみもあり、何となく食べるのが戸惑われる時も。
初回から前年度までは確かな甘味が感じられたはずなのに、一体何が違っていたのだろうか?

考えうる一番の要因は、やや収穫時期が遅かった点か。

実際、皮も新ジャガに比べ少し厚みがあったし、先述の様に発芽していたり、緑っぽく変色しているイモも混じっていたので、恐らくは土中に置かれている間に変質してしまったのだろう。
ネットで調べると、「エグみのあるイモは体調を崩すリスクがあるので破棄すべき」との意見が中心なのだけど、とりあえず今回は大した量や強度では無かったので食べ切っていて、これと言った異変もなく過ごせている。

無論、違和感のある物を食べるのは決してオススメしない。
読者におかれては真似しないよう、ご注意頂きたく思います。



どうあれ、今期は連作障害の疑いが出つつも一定量を収穫できた。
もし次期にやるとすれば、今の位置からズラした新たなスペースをメインに据えて、予備的に既存のスペースでも試しておきながら、生育状況を比較する。
なおかつ安心して味を楽しめるよう、エグみが出ない内に収穫と言った方法を取ってみようと思うのだった。



おまけシリーズ。



エダマメの葉にいた多分オンブバッタの幼生。

今期は何故かやたらバッタが多く、彼らに苗を噛られるシーンが頻発している。
過去これほどいた事は無かったので、何か周期的な現象でも絡んでいるんだろうか。





では、また、CUL。