某日。
好調との知らせを受け、久しぶりにロックマンしてみた。
現場に立つと、海の色と海流は釣れるパターンの状況。
この場所は濃い水色と、ある特定の方向へ強烈な流れが発生する日は、高確率で釣果が期待出来るからだ。
実は数日前にもトライしたのたが、その日は「真逆」の海流で尚且つ流れも弱々しく、結局、見事に何も起こらず負けパターンがハマってしまったのだった。
しかし、今日は好況にも関わらず、夜明け後しばらく過ぎても特にバイトが無く、ベイトもまばら。
色々なルアーとレンジを試すも、サッパリ何も起きない。
黙々とキャストする中、5:30頃になって突如、100m程先でワラサボイルが発生。
徐々に接近して来ると、次第に磯全体でボイルが散発し始めた。
ここぞとばかりにジグをワンピッチで引いていると、中層で「ゴッ」と言う感触と共にヒット。
ヒット後、しばらくはすんなり寄って来たが、途中まで寄せた辺りで急に抵抗が強まる。
走る度にドラグからズルズル糸が出されてしまい、止めるに止められない。
ノブは固く締めていたつもりなのだが、それでも磯際で何度も走られてラチが開かないので、手でスプールを抑えて強制的に寄せる。
すると、ロッドパワーもあって何とか止める事に成功し、そのまま一気にスポーンとブッコ抜き。
またどうでもいい話だけど、昔スポーンってアメコミが流行った事を思い出す。
アレが日本でも人気出た理由は、「スポーン」って言葉の響きが大きいと思うんだ。
だって「スポーン」って言いたくなるもん。「スポーン」って。
更に余談だが、映画のサントラもMETALLICA、KORN、SLAYERにATARI TEENAGE RIOT等かなりの豪華メンツが揃ってて、発売当時、結構な話題になった記憶が。
一応持っているけど、確かに良盤です。
話を元に戻そう。
目測60up。
パツンパツンに太っており、3kg以上はありそうだ。
掛かりもガッチリ。
実は〆てからメジャーを当てようと思って潮溜まりにキープしていたのだが、この判断が後に悲劇を招く。
相変わらずボコボコとボイルしており、更にこの30分後に同サイズがヒット。
しかし、今度はゴリ寄せが悪かったのか掛かり所が悪かったのか、足下でフックアウトしてしまい見事さよなライオン。
いつも思うんだが、何故、毎回足下へ寄せた時に限ってバレるのか。
これぞフィッシング七不思議シリーズの一つ。
他の六つは知らない。
今考えたから。
この頃になるとボイルも落ち着き出し、取り敢えず帰り支度でもするべと、潮溜まりのワラサをピックアップしに行くと…。
なんと地元ネコ二匹が、潮溜まりから引っ張り出してムシャムシャ食べているでなはいか!
嫌ぁぁぁ!!らめぇぇぇぇぇ~~~~~!!
慌てて回収するが時既に遅く、全長の1/2が損失しており下半身が丸ごと消えている。
それこそ、オフショアでサメに食われて頭だけ上がってくる様な絵面だ。
ぐぁあ~こんちゅっきしょぉおぉ゙あ~と、声にならない声が出る。
しかし、ストリンガーに掛けず横着した自分のミスでもあるし、起きた事は仕方ない。
無理に持ち帰って、サルモネられても困るので、泣く泣く彼らへ献上。
思わぬアクシデントにヘコみつつも気を取り直し、まだ可能性はあるだろうと悪足掻きのつもりでキャストしてみる。
すると、今度は足下でピックアップ寸前にラーシーがヒット。
周囲を見渡しながら巻き取りしていた最中に、いきなりヒットしたもんだから思わずびっくりドンキー。
さっきまで何投げてもヒットしなかったのに、気を抜いた時に来るんだもんなー。
これもフィッシング七不思議シリーズの二つ目に追加しておこう。
猛烈なジャンプで抵抗するが、既に足下に寄っているので難なくあしらいブッコ抜き。
約73cm。♀。
ペンペンなら掛けた事はあっても、初めてまともなサイズを釣ったので、これもなかなか嬉しい。
そんな訳で先程のワラサに代わり、この子を有り難くキープする事に。
てか、メスをキープとか何かやらしいんですけど。
うん、考えすぎですね。
時刻も7:00前となり、程よく切り上げのタイミングと感じ本日は終了。
帰り際にネコの様子を見てみると、相変わらずムシャムシャバリバリ食している。
ワラサ丸ごと食える機会なんてまず無いんだからなー感謝しろよコノヤロー。
その代わりまた魚呼んでね。
ま、でも何だかんだでグッドサイズな青物もゲット出来たし、結果オーライって所ですかね。
でもぐや゙じい゙いぃぃぃぃぃ~~~~~~
本日の道具
竿:菱備 Entertainer XSR-J 1102H
糸巻き:島野 10BIOMASTER SW C5000XG
糸:Barkley 火線 弐號
先糸:Sunline ナイロンリーダー拾號
疑似餌:恐竜 平ジグラ45g