CULrides カルライズ

発見と探究そして文化。そんな諸々の話。

竿とリールと私

バイオマスターを使い続けて十数年。


過去には00モデル、現在は08と10がメイン。

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比較的長い釣り歴にあって、これ以上のグレードのリールを使った事がない。



一番の理由は「必要充分」だから。



特に陸っぱり中心の釣りにおいて、性能限界を越えるシチュエーションはそうそう無い。

前回のワラサ(イナワラ)に関して言えば、走られたのはドラグノブの締め込みが甘かったせいだし、単にリール自体のサイズが小さかった面もある。


が、結果的に揚げる事が出来ているし、何よりドラグ性能が原因でラインブレイクした事が一度も無いので、ヤリトリ中の不安感はさほど無かった。

逆にドラグの締め過ぎでフックが伸びたり口切れする場合が多いのだが…それはテクの話。



故に、今まで性能に不満や不足を感じた事がないので、パーツの供給が止まらない限り、これからもまだまだ使い続けるつもりである。




それで、前回のショアジギ戦績でタックルをムダに漢字表記していた時、ふと思う。



「BIOMASTERって、何て意味なんだろう」



と。



今までも意味が気になってはいたが、箱にもシマノのホームページにも、特に名前の由来について記述が無い。


なので、Yahoo翻訳に入力してみると。




「生物学教師」




と出た。



正確には、「BIOMASTER」と連続した綴りで入力すると、普通に「バイオマスター」なんだが、「BIO」と「MASTER」で別けると「生物学教師」になった。




「生物学教師」




何だろう。


なんかカッコイイ。


養老孟司先生とか池田清彦先生みたい。




「BIO」に「MASTER」だから、きっと「生命力を会得し者」的な意味なんだろうとは予想してたけど、「生物学教師」ときたか。



実際の英語圏の人間にはどう感じるか不明だが、もしや「このリール、生物学教師って言うのかい?クレイジーだな!」とか言われるんだろうか。


まさか学校の「生物学教師」は、向こうじゃジェダイマスター的に、「バイオマスター」って呼ばれてるのか。



あるいは、「ポケットモンスター」が海外展開向けに「ポケモン」と略された様に、何か卑猥な響きにでも聞こえたりするんだろうか。


日本の釣具に囲まれているであろう、アメリカ人のジェイソン・フェリスがどう思っているか気になる所。



今後は世界戦略の為に「ストラディック」で統一されるとの話だが、それとは別で是非とも名前を残しておいて欲しいと願うばかり。
いや、どっちにしろバイオマスターシマノ史に残る名作だと思うんだ。

シマノさんシクヨロ。




で、これと同じく、セットで愛用中のRYOBIのENTERTAINERも気になったので翻訳してみた所。




「芸能人」





と出てきた。




しかし、「芸能人」と言われてもイマイチしっくり来ない。

そのまんま直訳と言えば確かだが、何かが違う気がする。



何故ならリョービと言うメーカー自体、ある意味キワモノ感があるし、リリースしていた製品も何処か独特なキャラクターをしていた事もあってか、「芸人」と呼ぶのが適切に思えたからだ。




エンターテナー=「芸人」

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うん、ピッタリ。




で、バイオマスターとセットにしたとなれば。




「生物学教師」と「芸人」。

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文字にすると、やたら濃い異色コンビが完成した様な気がするのは俺だけか。




しかし、まるで自分の為にあつらえたかの様なネーミングセンスに、妙な奇縁めいたものを感じる。


よく友人との会話でも無駄に「生物学的には」みたいな発言しがちだし、図らずも「芸人」扱いされる事もしばしば。



実は幼少期の頃。


ファーブル昆虫記や生物の図鑑を読むのが好きで、「将来は昆虫博士になりたい」と語っていたり、誰も見向きもしないドマイナー昆虫(その他生物全般)を見つけては蘊蓄を垂れてしまう、少し「特殊な少年」でもあったからだ。



そんな記憶が甦ると共に、こうしてまた現在の自分に繋がるとは。



これはもしや運命ではないか。


ますます気に入った。




「生物学教師」と「芸人」。




異色のコンビよ、これからもよろしく頼んだ。





ぽわり。