CULrides カルライズ

発見と探究そして文化。そんな諸々の話。

ライトゲーム戦績 メッキとカマス

木枯らし一号が吹き荒れた先日。

早朝にサーヒンをするも寒すぎて、海に入る前からガクブル状態。


まだ海水温が高いのが唯一の救いで、外気で冷えた体を海で温めつつ何とかプレイできたが、そろそろウェットスーツもロンスプでは厳しい季節に移り変わっている。



そんな季節の変わり目の中、まだまだイケるであろうメッキ探しにも出向いてみる。



手始めに、以前の記事で釣れた港で開始。

culrides.hatenablog.com



相変わらずここにはベイトが溜まっており、やはり小規模なナブラが時折発生している。


しかし、それと裏腹にルアーを追う魚は一向に姿を見せない。


どうにも諦め切れないので、前回の当たりルアーであるマグミノー65Fを投入してみると、20cm程のカマスが足下まで猛追してきた。

もしや、ナブラの正体はコレか?


これとばかりにキャストを続けるが、以降は追う影が無く、とりあえず移動する事に。



移動した先の別の港であるが、ここは昨年度に絶好調であったのと対称的に、今年は不調の極み。

実は今期もライトゲーム毎に竿を出しているのだが、現状ではまだ魚の気配が感じられず、スルーすべきか迷っていた場所である。


案の定、最初の数投では反応が無かったので、早くもここでの最終攻略法である「ブレイク際トゥイッチ」を試してみる。


この「ブレイク際トゥイッチ」とは、この港のスロープ際が途中からストンっと、海底に1.5mほど落ちる様に切り立った形状をしている事に由来する。

そして、この切り立ったブレイクと「平行」に引ける立ち位置があるので、文字通りその壁際に沿ってルアーを引く。

まぁ、何て事はない単なるストラクチャー戦略である。


これを「最終攻略法」とした理由は至極単純。
壁際ギリギリを引くのと引き換えに、根掛かりロスト率が増えてしまうからだ。

やはり無用な根掛かりは避けたいのが正直な所だし、ルアーだって勿体ない。

ストラクチャー際攻略は釣果が安定するが、根掛かりも安定保証なのが悩ましい所。



そして、これで出なければ今日も居ないなと、見切りつつリトリーブした刹那。


まさに壁際でヒット。

イメージ 1


15cm位。


こんなタイトな位置に居たのかおまーは。
とんだギリギリガールズだZE。


これで出るならまだ居るハズだと、続けざまに同じコースを引いてみると、また一匹チェイスしてくる。


が、それきりスレて姿を見せなくなってしまった。
ちょ、終わるの早すぎるよ…。



あまり粘っても仕方無さそうなので、これを機に更に小移動を重ねるが、過去に実績がある場所いずれも全滅。


やはり今年は調子悪いのではないか。
追ってくる群れも小さいし、良い年ならもっと簡単に居場所が見つかるのだが…。



しかし、秋の日は釣瓶落とし

時は夕刻、移動するにも日没は目前。


ダメ元で最後となろう場所の様子を伺うと、ベイトとナブラがあるではないか。
更にシーバスと見られるボイルも出ている。

一応、ここも昨年度に実績のある場所である。
やるしかあるまい。



だが、このナブラも位置が遠い。
ライトルアーではどうにも届かず、ポッパーの呼び出しにも反応が見られない。


それならばと、今度はメタルジグをキャスト。
これでギリギリ射程圏内だ。

更にベイトの下を長く通す為、今度は「横引きジャーク」でボトムレンジを意識して引いてみる。


この「横引きジャーク」なる手法を解説すると以下の要領だ。


①ジグをボトムまで落とす。

②ロッドティップを水面際まで下げる。

③ジグが着底したら、ロッドティップを下げたままホウキを掃く様に、あるいはゴルフのパターの様なイメージでジャークを開始。

④ジャークパターン(ピッチ)は状況に応じるが、ジグを「海底と水平方向に、横にスライド(ダート)させる」事を意識しよう。

⑤ボトムの起伏が激しい場所では根掛かりに注意。


以上が概要となるが、通常の「縦移動」のジャークではレンジを外しがちなのに対し、この「横引きジャーク」であれば同じレンジでアピール時間を長く取れるのが利点。

所謂ベベルジャークに近いと言えるが、「斜め引き」ではなく、つとめて「横引き」なのがポイントです。


縦の動きに反応しない時、レンジが深い場合に試してミシ!(byプリティ戸田)



そんな中、遂に射程内にナブラが接近して来た所で、ここぞとばかりにアピる。

すると、カツッカツッと口先で触るバイトが伝わった直後、やっとこ釣れたのは。


はい、スーカマ君です。

イメージ 2



メッキから随分とスラリ細身になりましたね。
さしずめシェイプアップガールズといった具合でしょうか。


そういえば昔、「釣りロマンを求めて」に元シェイプアップガールズ中島史恵がよく出演していた事を思い出す。
確か梶原真弓も。

ついでに、大森ゆかり派と言う硬派な貴方はズバリプロレスファン。



所で、最初の場所でもスーカマが追ってきたけど、これらのナブラはやはり彼らが正体なのか?

勢い良くチェイスする姿は楽しいが、いつリーダー切れるかハラハラもの。
実際、今回もリーダーにキズ入ってるし。

まぁ釣れるだけ有り難いとは思うが、ホント、ロストbyカマスは怖い。



しかし、例の如くこの後が続かず、これを最後にナブラもバイトも無くなり、日もとっぷり暮れた。


なかなか手強い今シーズンのメッキゲーム。
あとどれだけ狙えるだろうか。



[使用道具]

ロッド:アブ シーサイドスティック SS-702改(ティップガイド交換)
リール:シマノ アルテグラアドバンス C3000HG
ライン:デュエル X-wire 0.8号
リーダー:サンライン スーパートルネード2.5号
ルワー:デュエル シーフォックス(メッキ)、ザウルス ヒラジグラ(カマス)