CULrides カルライズ

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ライトゲーム戦績 結果的に釣り納め記

最近色々と忙しく、12月からは釣り自体出向かなくなってしまい、気付けばもう大晦日
11月下旬の釣行を以て本年は最後となった。


そんな訳で〆としては適切では無かろうが、11月当時の記憶を今さら綴り、今年の釣り納めという事にしてみる。



11月の3週目までは、相変わらずスーカマの嵐。
ワンキャスト・ワンヒットで釣れる様は、日本語であればまさに「一投一釣」などと表現出来そうな程の活性である。



そんな中で釣れた、何者かの歯形が付いた個体。

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相手は誰だろう?
やはりメーヒラか、あるいはダーイナか、はたまたサーワラか。

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どうせなら噛んだ人が釣れて欲しいって言う。

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いや、これで生き延びるってのも逞しいとは思うけどね。


しかし、カマスフィーバーもこの週で最期となる。



翌、第4週はガラリと様子が変わり、あれほど居たカマスが忽然と消える。

何処に幾ら投げても姿は無く、あまりの変わり様に困惑。
ほどなく移動をするのだが…。


しかし、仕方なく移動した先で奇跡の光景に出会う。



移動先は昨年バーサーを爆釣した場所であるが、今年は一切魚の姿が無く、その割りに人が多く足が向かずにいた為、ほとんど期待せずに竿を出した。


するとあろう事か、一投目からメッキが大量に沸いてくるではないか!?

いつからそこに居たの?
あれほど探したんですけど。



良く海中を見ると、岸壁際のメバルの群れの外に、大小入り交じったメッキの群が溜まっているのが確認出来る。

一見すると、メバルウミタナゴの中に混じり込んでメッキとは気付けないが、それらとメッキの群れにはハッキリとした境界がある。


更にそれは今年一番の群の濃さで、投げればすぐにチェイスする活性の高さ。
追わなくなっても、ルアーの色やら形を変えればまた追ってくる。
やっとまともな群れを見つけた。



ただ、とにもかくにも投げてはチェイスとバイトがあるにも関わらず、水面ギリギリでフッキングに至らずヤキモキとさせられる。


またパターンの探り直しかと思い始めた時、今度はメッキのナブラが散発し始めた。
動きからして、同一の群れがベイトを追い回している事が伺える。

そして、そのナブラが目前に迫った頃合いで投入してみると、これが見事ヒット。
どうやら今日はこれが答えらしく、その後もナブラ打ちを中心にバイトとヒットが得られた。



このパターンから見えたのは、同じ海域でもメッキの群れには複数のグループが存在し、それと同じくヒットパターンも変化すると言う事。
今回であれば、以下の二種となる。


①岸壁やストラクチャー周辺の、中層からボトム付近に定位するグループ。

②ベイトを追い、走り回るグループ。


更にバイトパターンの違いはこの様になる。


①のメッキはルアーの追い方を見るに、自分の近くに通りかかったルアーに対し強い反応を示すが、追っている途中でテリトリーから離れたり、違和感を感じると逃げる。

従って、ボトム付近でもレンジを維持しながら細かなアピールが出来るルアーが適切と見られる。
これはスミスのD-CONTACTがよく知られる所。

今回は、このDコンと良く似たエフテックのビコーズと言うルアーでネチネチトゥイッチしていたらヒット出来た。

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でもこの子、早巻きすると直ぐに姿勢が「寝て」しまうので、高速トゥイッチ専用で使うべきかも。



②のメッキは至って単純に、ナブラの近くを早巻きで通す。

この場合、ルアーの選択はシビアである必要は無く、とりあえずはナブラに届けば良い。
ただし、やはり細かなアクションが効くミノー系に分がある印象。

我先にと集団で襲いかかって来る様は、メッキゲーム最大の醍醐味である。



と、ゴタクを並べた迄は良いが、例の如く日没になるとパタリとナブラは消えバイトも無くなった。

せっかくパターンを掴むも、オイシイ時間は短い。
まさに釣りあるあるである。



結果的にキャッチ出来たのは3枚。
大中小のサイズが揃い、大は23cmで小は15cmと言った具合。

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彼らは全て刺身で頂きましたとさ。

ちなみに、メッキ味はまんま鯵。
身の締まりが凄くて歯応え半端なし。



しかし、あれほどの群れがいながらこの様とは腕の程度が知れる所であるが、少なくとも絶望的と見られていた今年のメッキゲームに有終の美を飾れたとは言える。
何せ見つからなかったからね。

来年はどうなるやら。




さて、細かな調子はどうあれ、振り返れば今年も何だかんだ楽しませて貰いました。


釣りが出来る事に、そして大自然に感謝しつつ、来年も楽しめる事を願って。



では良いお年を。