CULrides カルライズ

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食べ蒔きファーム5G 1月上旬・オクラと大豆からタネを取り出したら別のモノも出た

前回12月末では大根などのアブラナ科が残ったものの、タネ蒔き時期が10月と遅かったせいなのか生育不順が続いていた。
他に残されているトウガラシや再生ジャガイモも、寒さの影響で萎れ気味である。
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こうなると、もはや触れる様なトピックなど無いも同然だが、まだもう1つ、「去年から残していた実からタネを採る」行程が残っていた。
と言う訳で、今回はオクラと大豆から取り出してみる事に。



まずはオクラの実から。

これは去年の秋(確か9月~10月のどちらか)に結実して以降、数ヶ月のあいだ生育に任せたまま収穫せずに完全放置していたもの。
前回でも記したが、途中で幹が折れたり12月には茶色くパリパリに乾燥しながらも、今に至るまで野外に立っていたツワモノである。


いざ中身を開けてみますと、粒立ちは良い感じ。
殻は堅く、個数も充分詰まっている。

少し気になる点は、表皮の色味が元々蒔いたタネよりも薄くなっていること。
画像左端の一粒だけ黒々だが、あとは全部グレーがかっている。
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これが何を意味するのか、たとえば黒いタネ以外は未熟であるとか、何かしら性質に変異が出たとか、次世代の成長率がどうなるか等は知る由も無い。
とにかく蒔いて育てる以外に確認しようもないので、ぜひ次期に試してみたいところである。



ほんで次に、枝豆から大豆を。
以前にも1個だけ単発で採れていたが、今回は去年の秋からずっと残していた株から纏めてゲットを試みる。

とは言っても残った株は僅かで、無事な実も単発ばかり。
充実していた実のほぼ全てが病害虫にやられてしまっていた。


一例としては以下の画像みたいな実が際立って多く、中身の豆がボロボロで中にはカビた様なものまである。
右の豆には何やら幼虫がいるので、試しに「大豆 害虫」でググるとマメシンクイガ、ダイズサヤムシガ、シロイチモジマダラメイガなど似たヤツが何種類かいる様なのだが、たぶん外見と被害状況からマメシンクイガではないかと思われる。

基本的に多く入っている実ほど被害率が高く、少ないほど低い傾向にあったのだけど、これは昆虫も「中身が多い方が栄養価が高い」と感じているからなのだろうか?
いずれにしても大豆の仲間は、夏ごろはバッタに、秋から冬は蛾にと、これまでに育てたものの中で最も食害に遭っていた事もあり、なかなか防除にも手間がかかるんだなと言うのが実感である。
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こんな中で、無事に採れたのがコチラ。
いずれも単発、多くても2個までが限界で、かつ元々のタネと比べて大きさもバラついているが、何とか粒よりな豆をかき集めた。

これらの外観から考えて、次期にも生える可能性は高そう。
果たして再び収穫までイケるものなのか、試せる時が楽しみである。



ところで、今期に育てたエダマメは「白鳥」と「¥100均一の茶豆」の2種だったのだが、今回までに回収した豆の特徴から考えると全て白鳥である様子。
つまり¥100均一の茶豆からタネ(大豆)は回収出来なかった訳だけど、一体何がダメだったのだろうか。
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生育当時から白鳥の方が遥かに成長率・結実率ともに高かったのと比べて、茶豆の成長率が低かったのが気になっていたが、結局どんな違いがあるか判らずじまいである。
ただ、茶豆に関しては夏に飛び込みで蒔いたのが原因の可能性もあり本当の評価は出来ないので、次期は適切な時期でやるのがベターと言う事になるのだろう。
https://culrides.hatenablog.com/entry/2022/11/27/210000
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ほんでもって話は変わって生き残っていたトウガラシだが、この1月からは半分枯れている様かのに葉が全て萎れてしまった。
いまや完全にヘロヘロくんである。


コレなんかは寒さが原因なのか、あるいは元々だったのかは判然としないが何故か「下向き」に実が付いている。
こんな状態から果たして赤く熟すことは出来るのか、いまいち読めない状況が続く。



てな具合いで、色々と謎や問題を抱えつつも幾らかのタネは回収出来た。
これを次期に蒔いてみて再び収穫と言う、元々のコンセプトである「食べ蒔き」に繋げられるかチャレンジは続くのでありました。




では、また、CUL。