CULrides カルライズ

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食べ蒔きファーム5G 11月上旬・失敗したと思われたトウガラシが結実していたりエダマメからダイズを採種したり

前回までに夏野菜のシーズンは終了モードを迎え、これまで調子の良かったオクラの成長が一気に鈍化。
ゴーヤーも例年より早く結実しなくなり、「ただ生えているだけ」の状況になったりしていた。
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こうした中、同時進行で蒔いていた大根、人参、白菜、菜花などアブラナ科のタネが発芽。
ほぼ収穫物が得られなくなった今、これら冬野菜がどれだけ成長できるかがカギとなる。



ほんで、あれから約1週間空いて暦は11月に突入。


ヤグラ周りの全景は、ほぼ何も無いに等しい状態である。

例年ならトマトが残っていたりで少しくらい賑やかさも残っているが、今期は連作障害により成長率が低かったためか早めにリタイア。
8月下旬までは開花していたけど、いつの間にか成長が止まっているし、仕方ない事とは言え、ちと物足りなさを感じるのが正直なところ。
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まだゴーヤーには幾つか蕾が出ているが、ほぼ開花してはおらず、また結実する事も無い。
例年でも10月中旬には終了モードにはなるので特に不思議では無いにしても、毎年この時期までは新芽や蕾が出るのが逞しいなと思う。


一方、まだオクラは生きていて開花している個体もある。
ただ、前回から引き続いて結実率は極端に低下しており、殆ど実になってくれないパターンばかりで、収穫の期待は薄い。


ギリギリ何とか単発で収穫できたのがコチラだが、この基準レベルまで成長するにも相当な時間がかかっていた。
しかも、どうやら免疫力も低下している様で、実の表皮にアブラムシが居たり黒い粒状の斑点があったりと、全体的に粗がある。

夏ごろのクオリティと比べれば、やはり生命感の薄さは否めない。
これが2年ほど前と同じ位の暖冬ならば、もう少し収穫期が延びていたのかなぁ。



いずれの夏野菜も盛期を過ぎてパッとしない中、今度は「エダマメから大豆」の採種を試みてみた。

この個体は夏ごろに収穫したエダマメのうち、採種用に放置していた一本。
他にも数本残していたのだが、だいぶ前の段階で虫に食われてボロボロになったりで上手く行かなかった中、これは何とかカラカラに乾くまで耐えていた。


しかし、いざ中身を開けると、やはりこれも虫に食われたりカビたりでダメージが大きく、次期のタネには使えなそうな感じ。
しかも現在進行形で何かの幼虫も居たので、実際は前々からダメになっていた様である。

この様子から、思った以上にエダマメを大豆まで成熟させるのは難しく、何かしら薬剤に頼らざるを得ない理由がよく解る。
逆に言えば、簡単にヤラれ易すぎるのも大豆のウィークポイントなのだろう。


んで、奇跡的に採種できたのがコチラ。
現状では1個入りのものが単発しか採れなかったが、ちゃんと大豆らしいルックスで、まあまあキレイ。

これなら次期に蒔いてもイケそうなので、いつか試してみよう。
実は他にも青いまま生き残っている枝豆が植えっぱなしになっているので、いつか採種できたら改めて記す予定である。



しまいに、ちと驚いたトピックだったのが、失敗したとばかり思い込んでいたトウガラシが生きていた事。


確か初夏に発芽した当時はナスと思い込んでいた。
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だが、どうやら発芽したのはトウガラシだった様で、今になり結実。
この形になった事で、ようやく品種がハッキリしたのだった。


以下は10月上旬に撮影したもので、この時もまだ何が生えているのかハッキリ判っていなかった。
画像では開花しているが、定植して以降ずっと背が低いままだったので、「ぜんぜん成長しないしナスも失敗か」と思い込んでいたのが、まさかトウガラシだったとは。

こうなるとナスが完全に失敗した形であるが、何で上手く行かなかったんだろ。
てか、蒔いたもの覚えとけよって話なんだけども、まいどシーズン初期の発芽が上手く行かなくて、結局ヤケクソで蒔きまくってカオス状態になっちゃうのよね…。


と言う訳で、わちゃわちゃ展開しとりますが今年最後の更新となりました。
読者の皆様におかれましては、ここまで読んでくださり有り難うございました。
よいお年を。




では、また、CUL。