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食べ蒔きファーム5G 6月下旬・急激に暑くなった下でゴーヤーの移植ほか、オクラ、ナス、トウガラシを蒔く

前回、6月中旬までに直播きのゴーヤー、エダマメ、キュウリの発芽を確認。
まだ梅雨寒の中で気温が低い日もあり、様子見しつつのタネ蒔きとなっていた。
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しかし、下旬に入るなり唐突に雨空が引いたかと思えば、急激に気温が上昇。
これを機に観測史上最も早い梅雨明けが発表されただけでなく、各地で35℃を越える日が続くなど、この時期の最高気温も更新が相次ぐ。
いきなり前触れもなく真夏の様である。



んで、前回でも既に発芽していたゴーヤーであるが、この気温上昇により、早々と生えた個体のほかに、遅れていた個体も出揃うようになる。

もともと発芽率にはバラツキがあったため、同じ場所に日時をズラしつつ複数埋めていたのだが、ここにきて密集状態になってしまい、生育にも支障が出かねなくなってきた。
なので間引きがてら、まだ生えていない場所への移植を行う事に。


やり方は簡単に、なるだけ根を傷つけずに深く土を掘り起してから、慎重に株を選り分けて、新しい場所に植え直しすぐ水をタップリ注ぐだけ。
基本的にゴーヤーは生命力が強いので、よほど根に深いダメージを与えない限りは移植に耐えてくれるので、こんな雑な方法でも定着してくれます。

ただし、成功率としては「半々よりは上」といったところなので、もともと個体数が少ない状況では失敗するリスクもあるためオススメできない。
実際、移植直後は一時的に体力が落ちるため、ここでダンゴムシに丸ハゲにされたり、回復が追い付かず一気に枯れ込む個体もある。


なので、大事に行くなら、一旦ポリポットで育苗し直すのが無難。

画像では葉の一部が黒く変色しているが、これは体力低下によるもので、ちゃんと世話を続ければ問題なく回復できる。
この苗にも小さな新芽が出ている事から、根が回復しているであろう様子が伺える。
とりあえず間引きした個体を活かしたい場合に、移植は使える手だと思います。



この移植後の事、まだ梅雨の戻りで気温低下が起きるかもと様子見を続けていたが、下旬も進むにつれ気温上昇は止まらず。
これにより、発芽温度が高い品種として残っていたトウガラシ、ナス、オクラのタネ蒔きを決定。

例年なら7月上旬~中旬ごろに梅雨明けとなるので、真夏に入るタイミングで蒔き始めるつもりだったが、思わぬ形で前倒しに。
まぁ、早めに蒔いたぶん生育期間が長くなるメリットもあるので、やれる内にやるに越したことはないだろう。


画像左端からトウガラシ、ナス、オクラのタネ。

前回でも軽く触れたが、これらは6月中旬に卵パックと直播きでの発芽を試したのだが、梅雨寒の中では夜間の保温力が足りなかったのか全て失敗に終わっていた。
ちなみにオクラに関しては、すでに前回までに直播き組が発芽していたのだが、この時は自分で蒔いていた事を忘れていたので、結果的に重複でのタネ蒔きとなる。


現状では、卵パック組の失敗により半数ほどに手持ちが減ってしまったのだけど、この機に全弾投入。
これだけ高温なら地温も高いだろうと、今回は全て直播きを施したのであった。



かくして、早くも梅雨あけを迎えたタネたち。
果たして無事に発芽するや否や、世話を続けて行きましょう。




では、また、CUL。