これまでに得られた経験と見解を基に、LGBTとなる真相を解き明かすべく迫るシリーズ、第3回。
culrides.hatenablog.com
今回は「環境によって性転換」する可能性についての話を展開して参ります。
🌑社会の変化に対応する為の性転換🌑
では、先に核心から触れてみよう。
カレイやタイの様に「年齢を経て性転換」するのではなく、ベラやクマノミの様に「自分を取り巻く環境の変化」によって性転換する魚種と人間とを照らし合わせた場合、非常に興味深い仮説が導かれる事になる。
それは即ち、「親世代や更に先々代が受けた環境変化の結果がLGBTに繋がるのではないか?」
と考えられる点である。
その環境変化とは例えば、ある地域の中で人口密度が高まり過ぎた結果、ストレスにより心理的なプレッシャーを生じた。
あるいは、その時の社会情勢により、何かしら生殖する事自体をストップさせる必要に迫られたかなど。
いずれの問題に直面したにせよ、人間の場合は急激に体の機能を変化させる事は出来ないので、その世代の時点では「変化」を感じ取る位しか対応する術は無い。
しかし、その世代が感じた環境変化がホルモンバランスにも変化を与え、やがて次世代以降にまで影響を与える可能性は大いに有り得る。
いわば「先代が受けた問題を解決」すべく、その要因となる変化を感じた瞬間に遺伝子が自動的に「スイッチ」を入れる事により、性別や性格などに変化を与えて種を保存すべく促したのではないのか。
つまる所、その環境が好転するまであえて実験的な変化を加えてみたり、あるいは適応する為の新たな機能が備わるまで、様々な「パターン」を探っている様に思えてならないのだ。
この環境変化や先代達が受けた影響が如何にして次世代へ、即ちLGBTとなって顕れるかについては、更に「前提となる条件」への言及が必要となる為、詳細はシリーズ後半の記事にて触れて参る事と致します。
ちなみに、これらホルモンバランスの話となると、「環境ホルモン」の影響についても加味する必要が出てくる。
ただ、その影響による有無については諸説ありすぎて、いまだ確定的では無いのが実情であるし、僕自身も核心的な観測結果を得てもいないので言及が難しいのが正直な所。
従って、以降の記事では「身の回りの変化」にフォーカスし、次回に話を続けてみます。
では、また、CUL。