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超仮説シリーズ・LGBTが存在する真相 第6回「遺伝子のスイッチが起動したタイミング」

これまでに得られた経験と見解を基に、LGBTとなる真相を解き明かすべく迫るシリーズ、第6回。
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今回は「遺伝子のスイッチが入力されるタイミング」について話を展開して参りましょう。


🌑遺伝子のスイッチが起動したタイミング🌑

さて、前回までに記した様に、この遺伝子のスイッチが人間にも備わっているとして、いつ、どこで、どの様にして入力されているのだろうか。


このLGBTが話題となっている世代としては、概ね団塊ジュニア以降の世代から目立ち始め、今で言うミレニアル世代が中心となっている印象が強い。
つまり、今の40~50代あたりで本格的に台頭し、10~30代の層で「確定」しているイメージである。

また、どちらからと言えば経済的に発展していて人口規模の大きい、いわゆる先進国で話題となるシーンが大半であり、逆に発展途上国なら居たとしても話題に上るほどの人数が存在しないか、あるいは少数の部族単位では聞かれない事が殆どである。


無論、それ以前の世代にも居た事は確かだし、単に顕在化せず密かに暮らしていただけで、一般的に気付かれていなかった側面は大いにあるだろう。
あるいは、LGBTそのものが異端扱いされてしまう国柄であったり、酷ければ迫害されていたケースも事実存在する。

いわば自己申告し難い社会環境だったので、話題に上る事自体が少なかっただけであり、その意味では、人権意識が浸透した先進国を中心に話題になっていて当然とも言える。

しかし、もし近代において、特に先進国で本当にLGBT人口が増えていると仮定した場合。
いや、それ以前に、そもそも先代からの受けた影響があるとした場合に、一体何が起きていたと言うのだろうか。

性別が一致していない以上は子孫を残すに不利となるのは事実だし、このままでは種としての数が減少する事も間違いない。
だとして、そうまでしてスイッチを入れる必然性があるほどの事だったのだろうか。


ここで1つ、過去の社会通念における「子孫の在りかた」を鑑みてみよう。


いわゆる普通の人々は自らの子供が生まれるにあたり、「元気な男の子」や「可愛い女の子」など、ステレオタイプな観念でハッキリとした性別をイメージしていたはずだ。
非常に言い方は悪くなってしまうが、恐らく「LGBTとして生まれてほしい」と望んでいた親世代は殆ど居なかったとさえ言えるだろう。

実際、我が子が当事者だと知った親とモメてしまう例はよく耳にするし、またカミングアウト(アウティング)しても理解されず、双方ともにショックを受けて関係が拗れてしまった話も多い。

これはつまり、「自分自身(親世代も当事者も)想定外の事態」であった事を意味している。


となると、「望む望まないの意思だけで次世代の性別が決められている訳では無い」とも推察される事になるのだが、ならば何故、それでもスイッチが入ってしまったのか。

この要因について、あくまで個人的な見解である事を承知の上で述べるとすれば。


先代が無意識の内に、「現状の性差(または社会環境)では種を存続させるのが難しい」。


と感じたからではないのか?


これは言うなれば、遺伝子が「ボイコット」しているパターンである。

この何かしら深層心理に訴える変化が、スイッチを起動させる切っ掛けになっているのではないかと思えてならないのだ。

これには例えば、「男性優位な社会で女性が抑圧気味」であるなどの場合が有り得る。

それが意識的でなくとも深層心理の中で、先代が何らかの理由で「もう男なんてイラネ」と感じていた場合に、ホルモンバランスに影響を与え、次世代は「男性だけど女性的」となったり。
逆に、「男性より強い女性になって欲しい」と感じた場合は、「女性だけど男性的」になるなどのパターンが考えられる。


そして更に究極的な見解としては、「あまりにストレス要因が多すぎて、そもそも子孫を残すのに適していない環境だと感じ取ったからではないのか?」


と言った理由まで考えられる。


この場合においては、性別をカオス化させて子孫を残す機能を一時的にストップさせている状態となる。

例えば、先代が「この社会メンドクサ過ぎ」と行き詰まり感を覚えたり、無駄な気苦労やプレッシャーが多くて「生きづらさ」を感じていたり。
あるいは、「既に群れが飽和状態で潰しあいになりそう」と感じた場合などで、過剰な繁殖を防ごうと次世代の生殖機能を抑えようとしたパターンである。

そうする事で、逆説的に種の絶滅、例えば「経済的な共食い現象」であるとか、「人口過密による土地の荒廃」を防ごうとしているのだと推察出来るのです。

この仮説を基にスイッチの入る条件について、次回、もう少し詳しく解説して行こう。



では、また、CUL。