前前回は、リサイクルショップにて破格のNIKE SBのモノと思しきスニーカーをサルベージ。
またスニーカーをサルベージした話
その2 接着剤を塗布する
その3 仕上げと手直し
かくして、履くだけなら既に準備は整っている状況ではあります。
ただ、個人的な好みの部分だけど、スウォッシュマークのネオンかライムに煌めくグリーン色がデーハーに感じられなくも無い。
Kawasakiのバイク乗りならいざ知らず、僕も一昔前なら文句無しに履けたのだけど、今着ている服とは合わせにくい感じなのです。
そこで更に、シューグーを乾かす間にもう一手間加える事に。
今回は表題の通り、スニーカーのリペイント。
つまり、簡単な塗装を施してみてましょう。
例によってシリーズでお送り致しますので、ごゆるりとご覧下さればと思います。
さて、作業にあたり用意するモノはコチラ。
🌑アクリルラッカースプレー
塗装のメイン資材。
用意したのは画像の左より、
左「アスペン 黒(艶あり)」
中央「アスペン 銀」
右「ソフト99 ボデーペン つや消し黒」
以上となりますが、正直、スプレーのメーカーは何でも良いと思います。
一応、昔からスニーカーやら帽子やら服やら、スケボーのデッキやらにリペイントを施していたので、今回は余っていたストック分を利用しています。
更にどうでも良い話ですが、ソフト99のボデーペンに関しては、何故か黒い車に乗ってた事が無いのに昔から家にあった物。
「艶消しブラック」とあるので、ついでに仕上げに使おうかなと。
缶の表記にも、幅広い用途が記されているし。
しかし、これが後に思わぬ効果を発揮する事となる。
理由は後半にて。
用量として、アスペン(とソフト9
9)は300ml缶ですが、ラッカースプレーは¥100ショップでも入手可能。
百均の場合、コストの関係で大抵70ml程しか入っていないのですが、むしろスニーカーなら使い切りサイズかも知れません。
実際、デッキをリペイントした時に百均のラッカースプレーを使用した事があるのですが、今回と同じ方法で問題なく塗装出来ましたし、以降も剥離など発生していないので普通にお勧め出来ます。
また、以前にラッカー塗装したスニーカーも、この手法で特に問題なく最後まで使えていましたので、恐らく大丈夫なはず。
「道具少なすぎじゃない?耐水ペーパー研きとかプラサフ(定着剤)は?」と思われる向きもあると思いますが、一先ずはこれで行きます。
[追記]:ただこの記事の後、実際に使っていたら結構なペースで塗装の剥離が進み、結果的に半分くらい剥がれてグリーンの下地が丸出しになってしまいました。
従って、この塗装方法では全てのスニーカーに対応出来ない様なので、先ずは相性の良い素材と悪い素材との見きわめが必要になるかと思います。
それでも万全を期すのであれば、やはり耐水ペーパー(ヤスリ)で素材表面を研磨してから塗装する方が良いでしょう。
そんな訳で、まさに自己流、「ワタシはこんな風にやってます」的な、簡易版のリペイントとして話を進めて参りましょう。
🌑マスキングテープ
前回の接着剤と同様、塗装に不可欠な重要アイテム。
今回は「目張り」に使います。
🌑新聞紙等のちり紙
目張りの際、塗装面以外を隠すのに使用。
同時に、塗装時の床に敷く養生としても不可欠。
たっぷり用意して損なしです。
と言うか、自動車整備の塗装工程でもよく使ってますな。
🌑その他、無くても大丈夫だけど、あったら便利なアイテム🌑
・ラッカー薄め液
・ティッシュ、綿棒
・油性マジック
上記については、シリーズ後半の「手直し」で使うのですが、まぁ参考程度に考えて貰えれば大丈夫です。
以上を用意しましたら、作業に取り掛かりましょう。
所で、「道具少なすぎじゃない?耐水ペーパー研きとかプラサフ(定着剤)は?」と思われる向きもあると思いますが、一先ずはこれで行きます。
以前にラッカー塗装したスニーカーも、この手法で特に問題なく最後まで使えていましたし、ほとんど剥がれる事もありませんでしたので、恐らく大丈夫なはず。
追記:この後、実際に使っていたら結構なペースで塗装の剥離が進み、結果的に半分くらい剥がれてグリーンの下地が丸出しになってしまいました。
従って、この塗装方法では全てのスニーカーに対応出来ない様なので、先ずは相性の良い素材と悪い素材との見きわめが必要になるかと思います。
それでも万全を期すのであれば、耐水ペーパー(ヤスリ)で素材表面を研磨してから塗装する方が良いでしょう。
いや、行程増えるのが「めんどくさい」のが正直な話ですハイ。
そんな訳で、まさに自己流、「ワタシはこんな風にやってます」な、あくまで簡易版のリペイントとして話を進めて参ります。
(1)先ずは、「目張り」を施す。
スウォッシュマークの周囲を、マスキングテープでぐるりと囲う。
マークに対してタイトに、ピッチリ貼り合わせる。
非常に細かい部分として、マークの縫合部には「段差」があるので、厳密にするならその下段にある「つけ根」に這わせると良いでしょう。
また、カーブとなる部分は一気に貼らず、少しづつ曲げながら這わせていこう。
コツとしては、カーブ周辺に貼る場合、細かく千切って少しずつ「埋める」様にすると塞ぎ易い。
「貼り絵」に近い作業と言えるかも。
ただし、細かい分、接着力が落ちて剥がれやすいので、念入りに重ね貼りした方が安心です。
その最後に、ざっと上から大き目のテープを被せてしまおう。
ご覧の様に、出来る限りキッチリ隙間無く塞ぐ方が、剥がれ防止になり、塗装漏れを起こしにくく仕上りも良くなります。
ついでに、ナイキやバンズの場合はマークの形がシンプルなので簡単なのですが、ブランドやモデルによっては難しい事もあるので、そこは形状を見ながら判断しましょう。
(2)次に、塗装面以外を新聞紙で覆い隠す。
コツとしては、マークを塞いだマスキングの上へ、更にマスキングを重ね貼りながら新聞紙で包む様にすると、やはり塗料が漏れずに済みます。
もう一つのコツとしては、新聞紙を破って「分割」しながら、靴の「部位ごと」に別けつつ貼ると、形にピッタリ這わせ易い。
「ギフト・ラッピング」の要領で、端っこを細かく折り畳みながら包もう。
包んだら、新聞紙の隙間も出来る限り塞ぐ。
少しでも隙間があると、噴霧された塗料が隙間を通り抜け、要らない場所にまで付着してしまう時がある。
更に注意点として、テープ自体が塗料の溶剤で剥がれやすくなるので、2重に被せる位が良いでしょう。
細かい所なれど、これが結構大事な所。
すべて塞いだら、塗装が可能になります。
(3)塗装の直前に、必ず準備する事柄。
塗装の際はかなり塗料が飛び散るので、新聞紙の養生は広めに敷きましょう。
また、野外にて行う場合は、風に飛ばされたりズレたりしない様、適当な重し(文鎮)を四隅や端っこに置くのも忘れずに。
それなりに重量がある方が使い勝手が良いです。
更に、塗装前には必ずスプレー缶をしっかり振って、中身の撹拌を行う事。
特に、気温が低いと混ざりにくくなるので、溶剤と塗料の粒子(樹脂)がよく馴染む様に。
バーテンダーがシェイカーを振るが如く、かなり念入りに混ぜた方が、塗料の乗りと発色が良くなります。
同時に、一回一回吹き付ける毎に必ず、缶を振るのも忘れずに。
ラッカー塗装は、溶剤と塗料が分離しやすく、撹拌が甘いと色ムラになって噴射されてしまう。
あるいは、溶剤だけが出て来て下地を溶かしてしまったりする。
「塗る前に振る」を、意識付けておこう。
「食べる前に飲む」、漢方胃腸薬みたいに。
かくして、準備は整いました。
次回は、塗装作業に移りましょう。
では、また、CUL。