CULrides カルライズ

発見と探究そして文化。そんな諸々の話。

食べ蒔き二期生レポート 5月中旬・再度タネ蒔き

前回から引き続き、食べ蒔き二期生、通称「食べツー」のダイジェスト記録であります。
culrides.hatenablog.com


では、いざ。


🌑5月中旬・再度タネ蒔き🌑

初回のタネ蒔きから、約二週間後となる5月中旬。

メロンが失敗している事を確認した時点で、もう一度再チャレ。
やっている手法自体は、前回と全く同じである。


でもって、この時は一期生の時に使っていた余りの、いわゆる「二年越し」のタネを使用してみた。

初回に「食べ蒔きの二世」を使って発芽しなかった点を思うに、やはり「先代(F1のタネ)」の方が生命力が強いであろうと判断。
品種は、タカミメロンのタネだったはず。



これと同時に、気温の上昇に伴ってゴーヤとカボチャも蒔く。
f:id:culrides:20191115200700j:plain

このカボチャも同じく、基本的に「二年越しのタネ」を使用。
メロン同様、昨年度それなりに育ち収穫された結果を踏まえ、ならば「イケるんじゃね?」と試してみた。


そこに、昨年度に採種してから冬越しした「新しい一年越し」を混ぜて使用。
f:id:culrides:20191115200716j:plain

上の画像で言えば、左側4つは新しいタネで、右側4つは二年越しである。



ゴーヤに関しては、昨年度に「買ったもの」から採種した新しいタネを使っているが、なんだか中身が薄くて頼り無いものとなる。
f:id:culrides:20191115200732j:plain

と言うのも、「昨年度に収穫されたもの」のタネは中身が未熟過ぎたので破棄しており、新たに入手せざるを得なかったから。

ただし、本当に生えてくるか怪しかったので、この時は実験的な意味で蒔いてみたのだった。



で、何故タネに関して「基本的に」とか「確か」など曖昧な記述なのかと言うと、今回はいずれの品種も殆ど発芽しない事例ばかり続いていたので、最後は見境なくゴチャ混ぜに蒔きまくっていた為。

半分ヤケクソみたいな話なのだけど、最も重要なのは「食べられる作物が育つか」にあるので、その辺の細かい事は置いて進めて行きます。



これと同時期、5月上旬に蒔いたトマトが発芽する。
f:id:culrides:20191115200750j:plain

しかし、このトマトも生命力が極端に弱く、発芽したものの全滅。


ここまでに結構な数を埋めたのだが、発芽しても数日ほどで萎れてしまい、ポットに移し替え保温しても効果が無い様子だった。
f:id:culrides:20191115200806j:plain

勿論、この直後よりリカバリーの意味で蒔き直しを実施する事に。


そして、このトマトのタネに関しても、基本的には「二年越し」を使用していた。
いや、正直に言うと、やはり途中から「一年越し」のものとゴチャ混ぜにしていたのが実情。

と言うか、もはやそれ程までに低い発芽率のタネばかりで、手当たり次第試す他なかったのだ。



昨年度も発芽行程で失敗しているが、今年は更にシビアな展開である。
いくら実験的なプロジェクトであれど、全く生えないのは寂しいものがあり、やはり何らか結果に繋がって欲しいところ。


今更だが、やはり栽培にはタネの選定が最も重要で、それ次第で生育の全てが左右されるのだなと再認識。

いくらタネは保存が効くとは言えど、その期間が長くなるほど品質の低下は免れられないし、いくら育苗中に世話をしたとしても、元々の生命力が低くては効果が出にくいのが現実なのだろう。


そんな当たり前の現象に思い至りつつ、次回に続きます。



おまけシリーズ。



アブラムシを食べるテントウムシの幼虫。
f:id:culrides:20191115200825j:plain

気のせいか、今年の春はテントウムシが非常に多かった印象。
やたら色んな場所で幼虫やサナギが纏まって発見されたし、「毎年こんな居たっけ?」と言う感じ。


まぁ、生物は「当り年・外れ年」が周期的に訪れるものなので、今年に限って多かろうと何ら不思議な話ではない。
何にしたって、菜園にとっては有り難い存在な訳で、沢山いてくれるに越した事は無いですからね。

身近な生物にも色々と変化があるし、作物の栽培ついでに観察するのは楽しいものですよ。



では、また、CUL。