CULrides カルライズ

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食べ蒔き2021年9月上旬・早くもゴーヤーに低温障害が顕れる中で纏まった数のミニトマトを収穫

前回にて、画像は撮り忘れてしまったけど全盛期を迎えていたゴーヤーを収穫。
culrides.hatenablog.com

比較的いいサイズまで育ったものや、おまけに小さなミニトマトも付くなど、旬を感じさせる結果となっていた。



しかし、それから空けて約1週間後のこと、9月に入るなり降った雨とともに、急激な気温低下にも見舞われる事となる。
しかも、それが例年にない様な低下によって、各地で低温注意報が出るほどであり、農作物への影響も懸念される状況にあった。

個人的にも9月上旬でここまで気温が低下したのは、ここ数年、いや十数年は覚えがないと思う。
それくらいのインパクトがある出来事だった。



そんな低温に晒された為か、菜園にも少し異変が顕れていた。
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まずゴーヤーの葉が一部、黄色く変色している。
これは例年、シーズンが終盤化するにつれて気温の低下とともに徐々に出てくる症状なのだが、早くも出始めている。


一見すればワッサワサに生い茂っていて全盛期そのものなのだが、それと対照的に黄色い葉が目立つ。
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前回では全景の画像が撮れなかったので比較が出来ないのだけど、少なくとも8月中は黄色い箇所など殆ど無く、全体的に青々と発色していた。
それがこの1週間足らずで変色したあたりで、気温低下の影響の大きさが解る。
この状況で果たしてどれだけ生育が維持出来るのかは、今後の気候次第といえそうだ。

※ところで、当ブログでは今まで「ゴーヤ」と記述していたけど、正しくは「ゴーヤー」と語尾を延ばして発音するのだとか。
もはや寸詰まりな発音に慣れてしまったけど、今後は本場に倣いゴーヤーで統一すべきか思案中だったりする。



その一方、同じ夏野菜なのに意外なほど低温に強いのがトマトである。
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こちらも色付きがピークに達しつつあり、続々と収穫の時を迎えようとしている。


そこで、もう赤く完熟しきった果実から収穫を実施。
ご覧のミニトマトを複数個ゲッツ。
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よくよく振り返れば、当プロジェクト初年度の2018年以降は不作で少量か単発ばかりの収穫が続いていたが、今期は久しぶりに纏まった数量での収穫となった。

して、その食味も、酸味が効いた奥に甘味があるミニトマトらしいフレッシュな味わい。
食感も皮に張りがあり、ムチムチ、プチンと弾ける様な歯ごたえであった。
この逞しい生命感こそ自然の恵み、今回もごちそうさまです。



しかしながら惜しむらくは、この一方で落果も多数出てしまった事。
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そろそろ収穫しようかと言うタイミングで雨が降り、その間に皮が破れてしまった。
直接外気に晒される露地栽培では致し方ない事なれど、落果したぶんも含めれば更に収量が上がったのになぁと思わずにいられない。


そう言えば、同じくゴーヤーの果実にも一部、裂果したり落果したものがチラホラあったりする。
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こういったパターンの殆どが、「まだ大きくなるんじゃないか」と様子を伺っている内に成熟が行き過ぎてしまったせいだったりする。
先のトマトもだけど、この「成熟と収穫の符合するタイミング」を測っている間に、見誤ったり逃したりでロスしてしまう事も度々ある。

それを防ぐ為には、気になる果実は早めに収穫して、あとは追熟に任せるのも一手かも知れない。
ただ、ギリギリまで実らせていた方が味が乗りやすくなる面もあるので、やっぱり見極めが難しいんだよなぁ。



とまぁ、これらの他にも成熟を迎えようとしている果実は他にもある。
出来るだけ取りこぼさぬよう、今後もタイミングに気を配りつつ収穫してみよう。





おまけシリーズ。



またゴーヤーに飛来してきたハチの仲間。
調べた限りでは多分、ヒメハラナガツチバチと思われる。
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前々回ではトラマルハナバチだったが、今回もチョイ珍しめなお客さんである。

ミツバチだけでなく、こうして色々と複数種類が集まってくるほど、より花粉も運ばて実り多いシーズンになりそうな気分にさせてくれる。
しかもコガネムシ類の天敵なので食害の抑止力にもなるだろうし、いずれにせよ作物にとっては来てくれるに越したことないでしょう。


その意味では、家庭菜園も一つの養蜂になっているんじゃないかとも思ったりするのであった。





では、また、CUL。