誰が求めている訳でも無く、ただひたすらに妄想だけで語り続ける新商品シリーズ。
初回 バブルとタコハイと色々な思い出
それなのに何故、語ろうとするのかと言えば、とにかく、アイデアだけでも残しておきたい。
そして、誰か一人でも楽しんで貰いたい。
その様な心境にて、今回も綴って参ろうと思います。
その4「BMX」缶
車体と真逆に乗っても、ブレない右手。
車体とキャラクターのバランスを合わせて描くのが、かなり難しい。
以前にも触れた事があるのですがワタクシ、実は一度もBMXをやった事がありません。
大会やパークなどで観た事はあれど、実際にやったかどうかは別問題でして、その体験がある方がよりイメージを湧かせ易くなるのは間違いありません。
なので、描くかどうか憚られるのが正直な所で、一番アイデアに煮詰まったと言う。
人様の作品を引用しておいて、何たる体たらく。
ただ、何れもオリンピックに絡めた企画をイメージしている訳ですし、ここまで来たら思い切って全部やろう。
そんな想いで描写してみました。
当初は、フラット・トリックに「インフィニティ」と付く技があるので、タコの「8」本脚と90年代に流行った8ミリビデオカメラとを掛けて、「TACO-Hi∞(タコ・ハイエイト)」にしようかと思ったのですが、それだと何となくジャニーズのグループ風に感じられてしまう。
そんな訳で、名前については「タコ・ハイドラント」に。
それに合わせて、スペルはワザと「HYDRANT」の頭文字を「Hi」の筆記体にしています。
ですが、多分この体勢だとバランスが取れない気がします。
とどのつまり、語感と「絵面の判りやすさ」を重視した結果、強引にダジャレ風に合わせた次第です。
BMXライダーの皆様すみません。
ちなみに、最初に図案化したのがこの絵だったりして。
いずれも全体的な色使いは、トミーとかNAUTICAなど90年代のアメカジを意識してみたり。
そう言えば、ノーティカもリバイバル人気が高い様なのだけど、90年代末~2000代の初期までは各地のデパートに直営店のテナントがありましたね。
ブリブリのヒップポップ系ブランド隆盛な時代にあって、オーバーサイズでもキレイ目に着れる貴重な存在だったなぁ。
ラルフローレンほど敷居が高くなく、値段もこなれてた印象があるし。
うーん、思い出話を始めると止まらん。
それはさて置き、肝心の味はフレッシュに、「生搾り蜜リンゴ・シードル」で行こうかなと。
BMXって、フラットやストリートなら都会的なイメージだし、ダートならマッディー(泥んこ)なイメージと、結構両極端な側面があるなぁと。
その両極のバランスを取るに、何となくリンゴの「酸味と甘さ」が思い付く。
アメリカでも、大都会はビッグ・アップルなんて言いますし。
確か、五輪ではBMXとスケボーの会場もお台場周辺だそうですが、黄金色に弾けるスパークリングなら夜景との相性も良好なはず。
リンゴのシードルならアーバンな雰囲気に、ダートで乾いた喉には100%ジュースがチリバツ。
つまり、どちらのシーンにも爽やかさをお届けしたい。
こう思う訳です。
産地は勿論、青森県が最も有名。
ですが、ここは一つ、他にも有名な産地より各地の品種をブレンドして、「良いとこ取り」をしてみたい所。
複数の地域より厳選し、「甘美な蜜+爽快な酸味」、それぞれ自慢の味をクロスオーバーさせて、ウィン・ウィンの関係を構築したい。
名産品で競うより、地方の活性化で団結しようと言う訳です。
それはまるで、タコが8本の脚を巧みに使い、「素材」を集める様に。
各地のノウハウを集約して共有し、それぞれの情報を「繋げ」れば、その先できっと新しいアイデアが産まれるはず。
あるいは近江商人で例えるに、「三方よし」ならぬ「八方よし」の関係。
謂わば、皆で皆のコミュニティが持つ長所を推す事で、「細胞単位」から元気を取り戻す動きを生む事が出来れば。
そんなムーブメントの懸け橋に、新生タコハイがささやかなお力になれれば嬉しいのです。
ただ一つ、御断りしておかねばならない事があるとすれば、これらの話は全て妄想であると言う事です。
次回、最終回「フリースタイル・モトクロス缶」。
そして一連のまとめに続きます。
では、また、CUL。