CULrides カルライズ

発見と探究そして文化。そんな諸々の話。

食べ蒔き2021年6月上旬・一斉に発芽が始まる。

前回は外気温の高さに伴う地温を利用し、直播きを実施。
その表土にオガクズや雑草を敷きつめ地熱を高めながら、発芽を待っている所であった。
culrides.hatenablog.com


それから約1週間ほど経過したあたりから、一斉に発芽が始まったのであります。



まずはトマトがコニャニャチワ。
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この画像以外にも複数発芽し、上々の出だし。
まだミニマムな姿なれど、表土に敷かれたオガクズの層をものともせず破り出てくる所が逞しい。



こちらは多分、スイカかメロンのどちらか。
多分って何だよって話ですが、いずれにせよ両方発芽してくれてます。
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これはメロン。
既にウリバエが陣取っているので警戒が必要かと思いきや、今期は思いのほか数が少なく大した被害を受けなかったので、基本的には放置で済む事となる。
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そしてゴーヤも登場。
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今期のゴーヤは畑以外のスペースでも直播きでの発芽を試していて、上の画像はそこから移植してきた後に撮影したものである。

だがしかし、この移植に耐えられず枯れた個体も結構な数あったりする。
一応、成長率の高い個体であれば移植にも耐えてくれますが、基本的に発芽直後の苗では体力的負担が大きいので避けた方が無難。
今期は、そこから生き残った健康な個体を中心に収穫まで行く事となる。



次もゴーヤなのだが、画像右端の個体は苗の姿なのに、左端の個体はまだ発芽途中の状態である。
この発芽が遅れたタネは「野外で完全放置して冬越し」させたもので、前回の記事でも発芽率や成長率が低い事を記していた。
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この様に、同じ条件下で同時期に蒔いたタネでも、その品質により発芽まで約一週間~二週間ほどのズレが生じたり、上手く生育しないパターンもあったりする。
その為、スカスカになりそうだったスペースに前出の健康体のゴーヤを移植して、間を埋めたと言うわけ。

そういったリスクヘッジの意味で、「畑とは別の場所で発芽させて予備を作っておく」のも一手です。
いざという時に移植してメインに昇格させたり出来ますし、予備は予備として育てたままでも良いですからね。



最後に、5月上旬に定植した再生ジャガイモなのだが…。
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一部の貧弱な個体はダンゴムシやワラジムシに食べ尽くされていた。
脇から新芽が生えてはいるが、こういった個体は元から成長率そのものが低く、収穫まで行かないパターンになりがち。

逆に、健康な個体は全く食害を受けないか、受けても微少なダメージで済んだり、そこから普通に回復してくれる確率が高い。
現状での画像は撮っていないものの、実際、他に定植した個体は今もスクスク成長中で、結果的に収穫まで持ちこたえてくれていた。



ちなみに、こういったダメージで個体数が減少するシーンに備えて、挿し木した苗も用意してみた。
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これは確か、上記のダンゴムシに噛られて途中から折れてしまった個体の先端部を挿し木したもので、そこから再生するか試してみたところ。
やり方は単純に、ポリポットに土を入れて水をヒタヒタに注いだ所へ、折れた先端部を差し込んだだけ。

参考にしたのは、過去に行ったトマトとゴーヤの挿し木である。
culrides.hatenablog.com

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ただ、基本的にジャガイモにおける挿し木って成長率が低くなりがちで意味が無いとされているらしいけど、そこは実験的なプロジェクトなので気にせず行ってみます。



てな具合で、続々と役者が出揃い始めました。

ここから収穫まで生育を続けて行きましょう。




では、また、CUL。