CULrides カルライズ

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食べ蒔き番外編・挿し木した再生ジャガイモに小イモが出来てた話

今期のジャガイモにおいては試験的に、二種類の挿し木株を幾つか作っている。


挿し木にした理由は、過去にトマトの挿し木が上手く行った事と、ゴーヤでも先端部だけを挿し木にして回復した様子を確認していたから。
ならばとジャガイモでも試してみたのだった。
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今回は、それらの結果と感想を記して行きましょう。



さて、先ずは「ダンゴムシに噛られて途中から折れてしまった個体の先端部」を挿し木した株について。
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上記リンク6月上旬より約1ヶ月ほど経過した、7月上旬頃の苗がコチラである。
※画像の苗はリンク先の個体とは別の挿し木苗です。
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単に先端部をポットに挿して水を与えていただけにも関わらず、意外とマトモな姿まで回復し、そこから成長もしている。


ただ、その成長率にはバラつきがあり、もともと細い個体(もしくは部位)は、挿し木にしても細いままだった印象。
やはり葉が生い茂っている個体の方が、その後の成長率も高いです。
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成長率の高そうな個体をポットから抜いて根の状態を確認すると、根が復活しており密度も良さげ。
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さらに土を崩してみると、小さなイモが形成されていた。
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随分と矮小化しているので、果たしてここから大きくなるのか、またタネイモに使えるのかまでは未確認だけど、少なくとも途中から折れた部位を挿し木にして回復するところまでは判った。

わざわざやる価値があるかは別にして、もしダンゴムシやワラジムシに噛られてしまったとしても、挿し木にすれば予備として使える可能性だけはある様に思われます。



そして、もう一種が「側枝」を挿し木した株となっている。
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しかし以前の記事において、この側枝を挿し木にした株については、結果的に上手く行かなかった事を記していた。


上の画像は、その前回記事から約1か月後の姿であるが、個体としては自立していても根が成長しておらず、定植に耐えそうな状態ではなかった。
そして実際に定植しても、殆ど成長しないか途中で枯れて無くなるパターンで終わっている。

これが側枝を挿し木にしたせいなのか、あるいはシーズンの問題(試したのが成長期ではなく収穫期に入ってたから)なのかは判然としないが、トマトの脇芽みたいに簡単に復活して株分けまで出来る訳では無さそうである。



以上が実験結果となるが、興味があるなら試すのはアリかなと言ったところ。
仮に上手く行かない確率が高かったとしても、もしかするとイケてるパターンが出るとも限らないですからね。

結局は何の参考ならない話ばかりでしたが、これも一つの例と言う事で。




では、また、CUL。