CULrides カルライズ

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身近な生物との遭遇シリーズ 近所のヘビとスネーク・スキン

前回までの「ミツバチシリーズ」の様に、何故か生物ネタが幾つか溜まっていたりする。


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まぁそれも普段、何気なく通るであろう何時もの場所でも、意外な「出会い」がよくあるからなのですが。
また、その見方を変えれば、今まで気付かなかった新しい発見があったりもします。


今回は、そんな近所や街中で見つけた、あんな生物こんな生物シリーズです。



まずは、かなり久しぶりに近所でアオダイショウを発見。

イメージ 1


車道のど真ん中にいたが、近付くとかなりの速さでスルスルと脇道の草むらへ逃げて行く。

あんな位置にいたら、クルマに轢かれる所であろう。
と言うか、たまに轢かれてしまったヤツを見るんだけど。

イメージ 2



ある時期からサッパリ居なくなっていたが、最近になりよく見かける。

ただ、昔はもっと頻繁に何処にでも現れていたので、彼らも生息数が減ったと言う事なのだろうか。
見る種類も減った印象だし、以前はシマヘビやヒバカリなんかもちょくちょく見かけたけど。


そう言えば十数年前には、やはり道路のど真ん中で「シロマダラ」がトカゲを飲み込んでる途中の場面にも遭遇したっけ。

確か2001年頃の、当時のフィルム写真から。

イメージ 3


夜中に原チャリの目の前に現れたもんで、捕まえて端っこに移動させようとしている間に、食べてたトカゲをポロリしてしまった場面です。
画像の右端にあるのが、落としたトカゲ。

お楽しみ中を邪魔した訳だが、あんな所で飯食ってたら轢かれるっつーに。


ほんで何故、写真があるかと言うと当時は、いつあるとも知れないシャッターチャンスに備えて、メットインの中にインスタントカメラを常備していたから。

今から十数年前の携帯電話のカメラは性能が悪く、夜間の撮影ではほとんど使えなかった。
また、誰でもパソコンを必ず持っている訳では無かったし、デジカメも割りと「コア」なアイテムの扱いを受けていた。

なので、「一般層」の僕らは、基本的にインスタントカメラを纏め買いしていたのだ。


最近、またインスタントカメラを持つのが流行りらしいけど、こうして「見える形」に残しやすいのがフィルムカメラの利点ではある。
デジカメのデータって、油断してるとSDカードに残したまま忘れがちだからね。


所で、後々になって調べると、シロマダラって珍しい種類なんだとか。

と言うか、これは体長も40cm程しか無かったので、むしろ当時はシマヘビか何かの幼体だと勘違いしていたんだけども。
そんな事は全く知らずに触っていたなぁ。

言われてみれば、あれから姿を見ていないが、まだ近所に生息しているのだろうか。
今にして見れば、貴重な出会いだったのかも知れない。



ついでに、今年は「ヤマカガシ少年」がニュースになったけど、実は僕も昔はよくヘビを捕まえていた小学生であった。

当時はとにかく沢山おり、特に道路脇の壁に出てる「排水パイプ」の中に高確率で潜んでいて、一度、放課後に捕まえたアオダイショウをカバンに入れたまま、習い事のスイミングクラブに行った思い出が。
一体お前は何してんだ。


また、そのパイプと同じ位の太さがある、メチメチャデカイ個体のアオダイショウを発見して、皆で騒いだっけなぁ。
それは捕まえられない位置に居たので見てるだけだったけど、あれを越えるサイズは未だに遭遇した事が無い。


あれから月日を経て、今じゃ素手で触れなくなりましたよ。
無情。



オマケシリーズ。


また別の日、脱皮後の脱け殻を発見。

イメージ 7


こうして形が纏まっているのは、やはり相当に久しぶり。
かなり立派な「質感」を残しているので、主は割りと大きめの個体の様だ。

イメージ 8



で、よくよく観察すると、腹の部分(蛇腹)には、真珠の様な光沢があるのに気付く。

イメージ 4


画像ではサッパリ伝わらないですが、光に当てると鮮やかな虹色の輝きを放っている。

イメージ 5


一見には白いだけなんだけど、角度によって透明感のある奥深い色彩が反射する辺りは、何となくシロギスやハゼの腹にも似ている。

イメージ 6



となると、これはもしや、釣りに使えるのではないか?

特に、そのグラデーションは「オーロラ」や「アワビシート」みたいだし、カッタクリの「バケ」で言うハゲ皮やサバ皮など、サビキ釣りの疑似餌とかに良さそう。

あるいは、ルアーにも転用が出来そうだ。
何しろ普通のパールホワイトよりナチュラルで、生命感がある。
それこそ、イワナもヘビに食らい付く事がある訳だし、あながち間違ってはいないはずだ。

とりあえず、カラーは「ジャバラパール」と命名しておこう。


で、何となく、何かに使えるんじゃないかと思い保管していると言う。
今の所、使うかどうかは未定。


気になるメーカーの方は、一度ヘビを観察してみては。
それか、僕にご一報を下さ(以下略)。



では、また、CUL。