地味ながら収穫が続いている、食べ蒔きプロジェクト。
8月下旬の様子
現在まで全ての収穫物が食用となり、その内の幾つかは美味しいと言えるクオリティに仕上がっていました。
その一方、出来の善し悪しについては賛否が分れるであろうし、検証の余地も多いのが現実。
ここから更に工夫するとして、どの様にすれば、より美味しく食べれるのかもポイントとなりそうです。
さて、季節は9月に突入。
いまだ残暑は厳しくも、朝夕の気温は少し低くなり、それなりに過ごしやすくなって来ました。
一方、畑はと言えば、8月下旬より更に枯れが進み、もはや丸裸に近い状態へと変貌。
これまでの状況を鑑みれば、ここから回復を図るのは諦める他ありません。
しかし、そんな中。
ここに来てニワカに収穫ラッシュを迎えたのか、一気に複数の作物を得る事に成功。
そして今回、やっとこさカボチャの登場と相成ります。
また、その他の動きも含めると、かなり記述のボリュームが増えてしまい、画像のアップロードにも制限が出る様に。
従って、この記事は今回を含めて三部構成に分割致します。
勿論、収穫物のレビューも別記事に記しますので、そちらも併せてお楽しみ頂ければと思います。
それでは、経過を見て参りましょう。
🌑9月上旬🌑
🌑トマト🌑
ここ最近は長らく相変わらずな状況で、微妙に成長はしているものの、開花しても落花したり、着果せずに終わってしまう日々が続く。
一応、それでも結実が確認された株もあるのだが、殆ど単発みたいな数しか着果していない。
「挿し木株」も、そろそろ定植スペースの限界で増やし様もないし、イマイチ打開案が見出だせずにいる。
これまでの経過からして、あまり期待は持てそうに無いのが正直な所だけども、とりあえずは模索を継続中。
その経過は、また次回以降に。
🌑カボチャ🌑
ほぼ全ての株が枯れてしまい、強いて青みを残しているとすれば先端部くらいの状況。
その先端部もごく一部分に過ぎず、まだ開花はすれど当然、着果など望むべくもありません。
ハッキリ言えば、花は「お飾り」程度の意味しか無く、咲いても速攻でウリバエにボロボロにされてしまうだけの状態。
強いて役割りを果たしているとすれば、たまにミツバチとチョウが寄るくらいか。
また、完全に根が枯れた株と、まだ辛うじて先端が残っている株とで二分化されているのだが、仮に根が残っていたとして、双方とも殆ど葉が無いので意味を為していない。
中には、結局一度も結実しないまま全て枯れてしまった株も幾つか確認され、それだけ個体差が大きかったであろう様子が伺えた。
そんな中、カボチャに対するウリバエの襲撃が慢性化を続けており、どうにもコレが枯れの要因の一つとして関与している可能性が本格的に浮上し始める。
現状では、出来うる限り数を減らす以外なく、手掴みでマメな駆除を施すのが唯一の世話らしい世話となっています。
それで今回、この枯れと病害虫の相関性についても、更なる発見があるのだけど…。
その話は、また別記事にする予定です。
上記の経過もあり、結果的に結実していた株も果実を残して大部分が枯れていたので、これ以上の成熟は不能と判断。
その中で、「基準」を満たしているであろう果実の収穫を実施。
先ず一つ目がコチラ。
見ての通り、ソフトボール大のミニマム級サイズ。
重量は200g強。
8月の上旬頃に着果を確認したので、概ね一ヶ月程度での収穫。
些か早すぎたか形がイビツだし、本来まだ成長途中なのだろう。
ただ、元々が小さ目のタネだったぶん、その根本的な性質故か着果後に枯れが一気に進行し始めたので、どちらにせよこのサイズまで膨らませるのが限界だったのかも知れない。
表皮に虫食いらしきキズ痕があるけど、コレだけ「プランターのお立ち台」が足りなくて、ネット(スポンジ)だけで置いていたら噛られたみたいな。
参考記事
果実のお立ち台
洗って削ってみたら普通に落ちてご覧の通り。
表面だけで問題は無い様だ。
所で、カボチャはヘタがコルク質になる頃合いが収穫適期とされているが、このミニマム・パターンにも当てはまるのかな。
何だか中途半端に見えなくもないけど、後は食べてみるしか無い。
更に今回、もう一つ「隠し玉」となるカボチャも収穫。
それがコチラ。
見た目には立派な大玉と言って良さそうなサイズで、ズッシリとした重量感があります。
重量は700g強。
当プロジェクトでは、最もカボチャらしいカボチャに仕上がっていて、やけに感慨無量。
不安定な株が多い中、ここまで「元ネタ」に近いサイズ感に成長してくれたのは、素直に嬉しい。
当然、このタネは元から大きく、苗や株も当初から勢いが強かったので、ある意味では必然的とも言える。
ツーケーも立派である。
実はコレ、7月の中旬頃には結実を確認していたのだけど、ゴチャついた茂みに隠れる様に生っていた上、ご近所との兼合いで画像も撮れずにいたのだ。
それがここまで育つとは、よく株が持ってくれたもんです。
この収穫段階では、既に株の全体が枯れていたせいか、ヘタはコルク質に近い状態となっている。
ただ、こちらもダンゴムシか何かに噛られてしまい、表面にキズ痕が。
その原因は、この近くに着果不良のメロンがあり、それにダンゴムシやワラジムシが群がっていたのだけど、気付いた時には既に巻添えを食らっていた形である。
まぁ、キズは浅そうだし、この程度なら問題無いでしょう。
今回のカボチャでは一番早く結実していた事もあり、この収穫までに1ヶ月半以上の期間を要した訳ですが、とにかく成熟まで長かったのが印象的。
また、どうやら着果が早いほど肥大化に有利な様で、これはメロンとも同じ傾向が見られた。
当たり前の話ではあるが、株の勢いが元気な内に受粉し子孫を残す方が断然有利であるし、寿命だって維持しやすいのだろう。
無論、旬を逆算して定植するのも重要なファクターで、この「全盛期」を逃すと、果実の成熟と株の寿命との間でギャップを生じる事となる。
従って、着果が遅れたまま株を長く置いてしまうと、その間に暑さで疲れたり、また病害虫が蔓延するリスクも高まる点には注意が必要となるでしょう。
かくして、無事に(?)収穫した、大小2つのカボチャ。
肝心の味については、別記事にて記しましょう。
次回は中編、「メロンの収穫」に続きます。
では、また、CUL。