CULrides カルライズ

発見と探究そして文化。そんな諸々の話。

#その他自然科学

食べ蒔き三期生ダイジェスト 6月中旬・ヤケクソモードで直播きしまくる件

さて、相変わらず発芽に手子摺る当プロジェクト。 culrides.hatenablog.com前回までは、それでも何とか生えてきたものについて触れて来ました。 して、この間に新たに生えたのが、卵パックで保温していたゴーヤ。 現段階までに殆ど失敗に終わっていたが、6月…

食べ蒔き三期生ダイジェスト 6月上旬・ゴーヤの発芽はじまる

5月より再始動したものの、相変わらず発芽率の低さに苦戦している当プロジェクト。 culrides.hatenablog.comその間、どの品種も継続的にチャレンジしていたお陰か、6月に入ってから次第に変化が顕れ始める。 その変化はゴーヤにも。 5月下旬ではサッパリ動き…

食べ蒔き三期生ダイジェスト 5月下旬・ゴーヤのタネ蒔き&トマトの発芽

今年の春は明らかに日中の平均気温が高かった。例年、5月で30℃を越える日など殆ど無いに等しく、かつては真夏日になるなんて珍現象扱いであったが、何故か全国各地で頻発。 なんだか常態化しているかの様でもある。 しかし夜間は普通に冷え込むためか、この…

食べ蒔き三期生ダイジェスト 5月中旬・再チャレと再生ジャガイモの発芽

前回の失敗後、すぐさま再チャレとなるのだが、相変わらず発芽する兆しが無いまま。 この中旬に差し掛かっても昼夜の気温差は変わらず、保温が安定していない。 culrides.hatenablog.com しかし、それでも今は継続するのみ。 タネの個数と卵パックを増強し手…

食べ蒔き三期生ダイジェスト 5月上旬・タネ蒔き開始

2018年の初代より開始した当プロジェクトも、気付けば早3年目。culrides.hatenablog.com 改めて概要を説明しておくと、いわゆる市場に出回る品種の作物などからタネを採種し、再び蒔いて栽培してしまおうと言うもの。過去の実績から言えば、そのクオリティ面…

この世に生ゴミなど存在せず、本来なら全て自然界に還元していないとバランスが合わなくなってしまう話 後編「起こりうるリスクと考えられる解決策」

さて、前回は生ゴミを有効活用する為の理由を解説するにあたり、この現代で何故、社会問題化するまでに至ったのか。 その構図を、過去の時代にまで遡りつつ言及して参りました。 culrides.hatenablog.com して今回は後編として、そこから起こりうるリスクと…

この世に生ゴミなど存在せず、本来なら全て自然界に還元していないとバランスが合わなくなってしまう話 前編「生ゴミが問題化する構図」

先日の記事では、有機物の投入によりダンゴムシやミミズなど様々な生物達が連鎖的に発生する事で、土壌の病原体が抑制されるメカニズムについて言及。culrides.hatenablog.comculrides.hatenablog.com それら自然界のバランスが整う事で、「環境の基礎体力」も…

わざと有機物を投入し微生物を増やしてみたら土壌が改善したかも知れない話 後編「全ては自然界のバランス次第」

前編では「土壌が改善された経緯」について、当プロジェクトで試みた実験内容と、それにより起きた現象について言及。 culrides.hatenablog.com 一連の流れを検証してみた結果、どうやら有機物の投入により微生物が増えた事で「それらが病原体を食べて消化して…

わざと有機物を投入し微生物を増やしてみたら土壌が改善したかも知れない話 前編「土壌改善に至る経緯」

さて、前回までに一段落を迎えた食べ蒔き二期生ですが、その栽培中、とある重大な事実に思い至る出来事がありました。 culrides.hatenablog.com その事実とは、上記リンクで記している「一期生にて幾度も見舞われたウドン粉病が、二期生では全く発生しなかっ…

食べ蒔き二期生レポート 総括 of the 二期生

前回の1月中旬を以て完全にシーズンを終えた、「食べツー」こと食べ蒔き二期生たち。 culrides.hatenablog.com それを経て暫く経つが、当然ながら特に変化など起こらず、今まさに大地へ還らんとしている最中である。 それは例えば、枯れたトマト達の風化が日毎…

食べ蒔き二期生レポート 1月中旬・終わりなき検証

毎度お馴染み流浪のブログ、カルライズのお時間がやって参りました。 超後れ馳せながら、明けましておめでとう御座りまする。 果たして更新しているのかしていないのか、相変わらず頻度にムラのある当ブログでは御座いますが、そのぶん濃度の高い記事を執筆…

食べ蒔き二期生レポート 12月中旬・病変予防と先祖返り

前回までの番外編を挟みつつ、11月中旬のレポートから間を置くこと約1ヶ月。 culrides.hatenablog.com この間に季節は冬へと突入し、寒さが身に染みる日々が続く。 そろそろ本格的に終了を迎えそうな二期生であるが、あれから一体どうなっているのか。 その…

食べ蒔き番外編 実生に拘る理由

前回までは、様々な果樹をタネから発芽させる為の方法と、その経験談を記して参りました。culrides.hatenablog.comculrides.hatenablog.comculrides.hatenablog.com 一連のアプローチとプロセスについては上記リンクを参照するとして、結果的に「発芽させて苗…

食べ蒔き番外編 実生の梅

さて、前々回は食べ蒔き、即ち実生による果樹の概要を。 culrides.hatenablog.com そして前回は実生のアボカドについて、その発芽手順を記しました。 culrides.hatenablog.com そんな今回は、梅の発芽と苗木に纏わる話を綴って参りましょう。 ただし、今回の…

食べ蒔き番外編 実生のアボカド

さて、前回は実生の果樹についての概要と、実際に生えてきた品種の一例を披露致しました。 culrides.hatenablog.com そんな今回は実践編として、どの様な手順で発芽させたのか。 比較的に容易な成功率だったアボカドを例に、これまでに実践した一連のフロー…

食べ蒔き番外編・実生の果樹

さて、今期の経過報告が一段落している間に、ちょいと別の話題をお送り致そうかと思います。 それが表題の通り、「実生の果樹」について。 つまり、タネを埋めて樹木を生やしてみた。 と言う話であります。 これにあたり当プロジェクトでは如何なる検証を行っ…

食べ蒔き二期生レポート 11月中旬・生育限界はどこだ

前回10下旬から飛んで、今回は11月中旬の様子。 culrides.hatenablog.com 何故飛ばしたかと言えば、例のごとく特にトピックらしい出来事が無かったからであります。 まぁ、何ら派手な動きなど無かったとしても、それとて全くの無意味では無く、観察をして行…

食べ蒔き二期生レポート 10月下旬・作物の底力

先日の台風により被害を被りつつ、辛くも生育を続ける二期生。 culrides.hatenablog.com とは言え、実質的には前回のゴーヤを最後に、収穫物は終わりを迎えているのが実情でもある。 そんな中ではあるが、まだ生育を続けている作物が存在している以上、最後…

食べ蒔き番外編 ゴーヤのタネと生命力

前回のレビューでは尺の都合でハショッたのだけど、ちょいと触れておきたい話題が一つ。 culrides.hatenablog.com 今回は、これまでに収穫されたゴーヤのタネの状態を確認してみようかと思います。 前回の「旬」に付随して、このタネからも様々な事が解って来…

食べ蒔き番外編 ゴーヤのレビューと旬の話

前回で収穫されたゴーヤを軽くレビュー。 culrides.hatenablog.com 今期は全くもって貧果が続いており、個別でレビューするほどのボリュームが確保できていない。 何せ記事化しようにも、言う事が少ないからである。 しかしながら、一応は形になってはいるの…

食べ蒔き二期生レポート 10月中旬・ゴーヤ最後の一撃

前回から二週間が経とうとする頃になり、再び大型台風19号が列島を直撃。 ただえさえ9月の15号でダメージが残る最中、更なる爪痕をもたらす事となる。改めて被害に遭われた各位へお見舞い申し上げると共に、一刻も早い生活環境の復旧がなされる事を祈るもの…

食べ蒔き二期生レポート 10月上旬トマトの悪あがき

このプロジェクトは、今までに無い農法を探るべく、世評とは異なるアプローチにて作物の栽培を試みた記録。上手く行くのか、それとも失敗に終わるのか、兎に角やってみなければ分からない事実があるはず。 そこから作物の持つ本当の力、あるいは本来の姿を明…

食べ蒔き二期生レポート 9月下旬・変態的肥料その3

前回、9月上旬~中旬までは厳しい残暑が続き、また台風の暴風雨によって生育が一段落となった二期生。 culrides.hatenablog.com しかしながら、9月も下旬に入ると流石に夜間の気温も落ち着き、涼しさを感じる日が増えて来る様になる。 まぁ、だからと言って…

食べ蒔き二期生レポート 9月中旬・ゴーヤの結実と適温

前回は、今期最大のサイズと収量となるゴーヤをゲット。 culrides.hatenablog.com それら全て、非常に美味である事も確認されました。 その後となる今回はと言えば、大して取り上げる様な収穫物もトピックも無いのが実情。 今期らしく「通常営業モード」に元通…

食べ蒔き二期生レポート 9月上旬・プチ収穫祭

前回、辛うじてゴーヤの収穫に成功した二期生。 culrides.hatenablog.com しかし、その成長率には個体差も多く、安定には程遠いのが実情。これも食べ蒔き、すなわち実生であるが故の再現性の低さであり、それは世間的な通説、そして昨年度の結果からしてハナ…

食べ蒔き二期生レポート 8月下旬・ゴーヤの初収穫と個性

前回の8月上旬から飛んで、今回は下旬。 culrides.hatenablog.com 何故いきなり飛ばしたかと言うと、単純に大した変化が無かったからである。とは言え、実際は「それなりに」あったのだけど、それは本文にて触れて行きましょう。 では、いざ。 8月下旬・ゴーヤ…

食べ蒔き二期生レポート 8食月上旬・変態的肥料その2

前回7月の様子までをご覧の通り、今年は著しく生育に不利な状況が続いている。 culrides.hatenablog.com 改めて結論から述べてしまえば、今期の収穫は殆ど無いに等しく、この先の記事でも降れる機会が極めて少ないものとなる。 ハッキリ言えば、読んでも大し…

食べ蒔き番外編 ゴーヤとメロンの挿し木

前回までの通り、サッパリサエないサマの二期生ですが、その間にチョイと実験していた事が一つ。 culrides.hatenablog.com その実験とは、6月下旬の定植時に摘芯した「ゴーヤの先端部分を挿し木にする」と言うもの。 かくして、7月下旬に入り一端の決着を迎え…

食べ蒔き二期生レポート 7月下旬の様子

前回までに辛うじて定植に漕ぎ着けた二期生たち。 culrides.hatenablog.comしかしながら、長雨に伴う日照不足、そして元々の生命力の合わせ技により、その成長は思わしくない状況が続いていた。故に、この間は変化らしい変化が無いに等しく、 定植から一ヶ月…

食べ蒔き二期生レポート 6月下旬・定植と実験

前回までに発芽が進み、苗の保温に努めていた二期生たち。 culrides.hatenablog.com後は、定植までにどれだけ成長するかが焦点となっていた訳ですが、今年の長梅雨による低温のせいか生育は思わしくなく、植え替えたのタイミングも掴めずにいた。昨年度の梅…